2003年7月25日(金)

ミネラルウォーターの値段が倍に値上がった。

ひどいねこのインフレは。

南アフリカのプレトリア行きのバスに乗る。

さすが南アフリカ共和国だ、
バスの設備は素晴らしい。

トイレ付きで2階建てバス。
シートもフカフカだし、前も広い。

4時間で南アフリカとの国境についた。

もうアフリカは終わりだな、
他のアフリカの国とはすべてが違う。
細かいところから大きいことまですべてが違う。

ヨーロッパみたいだ。

イミグレーションはスムーズで、
パーミットもらって90日くれた。

白人と黒人が一緒に働いてる。

中途半端に歴史を知ってるから、
大丈夫なのかと思っちゃうけど。

イミグレの人はやさしかった。

7月26日(土)

朝の4時に行政の町プレトリアに着いた。

南アフリカは、
司法、立法、行政が違う町にある。

町の中にポンと降ろされてしまった。
バスはヨハネスブルグ行きで、
ヨハネスは治安が悪いからさけたんだけど、
プレトリアも夜中にアジア人が歩いてたら、
襲ってくださいって言ってるようなもんだからな。

バスの運転手に「危ないだろう」って言ったら、
タクシー呼んでくれた。

こんな恐ろしいところ歩けない、
さっさとタクシーに乗る。

タクシーのおやじが知ってるって言う、
バックパッカーズに向かった。

7月28日(月)

もしかしたらタイに行くかもしれない。

タイは日本以外の国から飛んで入るとき、
片道航空券だと面倒なことになることがあるから、
一応VISAを取りに行った。

宿のある所が大使館エリアで、
歩いて10分でタイ大使館。

周りにはガボンとかコモロとか、
わけのわからない大使館あり。

タイの大使館は感じよく、
1200円で24時間後発行。

7月29日(火)

タイのVISAを受け取って、
オーストラリア大使館にも行ってきた。

途中アメリカ大使館があったけど、
要塞みたいだったぞ。

オーストラリアのVISAは高かった。

インターネットで1年マルチが安く取れるから、
そっちにすることにした。

7月30日(水)

ふざけるなよ南アフリカ共和国、
調子に乗るなよ南アフリカ共和国!

買い物に行った帰りにタクシーに乗った。

タクシーが途中白バイに止められて、
俺も降ろされた。

そして向かったところは牢屋。

パスポート不携帯ってことみたい、
パスポートよりパーミット不携帯。

それにしてもひどい待遇だった。
銃を突きつけられて護送車に監禁されて、
俺が何を言っても完全に無視、
パスポートは宿にあるって言っても、
完全に無視。

護送車にもう一人捕まったやつがいて、
そいつは友達に電話で頼んで、
パスポートを持ってきてもらって出れたんだけど、
出るとき手紙を託して宿に持ってってもらった。

その手紙がもとになって、
宿のオーナーが誘拐されたと勘違いしたみたいで、
弁護士呼んで日本大使館から防弾ガラス付きの車と、
2人の領事をよんで、
なんだかわからないうちに俺は開放された。

日本大使館の人に言わせると、
中国人で日本人のパスポートを持って、
入国してくるやつがいるらしい、
だからアジア人は怪しまれるみたい。

日本大使館の人は、
本物の警察でよかったねって言ってた。
よく偽警官が現れて、
車を持ってったりお金持ってったり、
ついでに命まで持っていくらしい。

それにしても白人の警官は最低な奴等だった。

8月1日(金)

ヨハネスブルグのソエトっていう、
アパルトヘイト時代からの、
黒人住居区を見に行くツアーに参加した。

アフリカ周ってたから、
別に生活が大変だとかそういう感じは受けなかったけど、
他のアフリカの黒人よりまともな生活をしてるなと感じたな。

ヨハネスブルグの町中は恐ろしいところだった。

まるで北斗の拳状態。

こんな所にイエローが歩いてたら、
よくて素っ裸、普通は殺されるだろうな。

8月4日(月)

プレトリアからケープタウンに向かう。

南アフリカはすべてが高いな、
バス代だって380ランドだし。

クオリティーはいんだけど。

宿の人達はいいやつらだった、
俺が警察に捕まってるときに、
すぐに弁護士よんだり、
日本大使館を呼んだりしてくれたのは、
オーナーだ。

働いてた人はみんな心配してくれてて、
宿の外で待っててくれたし。

南アフリカの宿はバックパーッカーズだから、
ビックアップにも来てくれるし、
ツアーもそろってるし、
フレンドリーだし、バーもついてる。

至れり尽くせりですよ。

プレトリアを出てヨハネスのダウンタウンを通った、
恐ろしいところだ。

北斗の拳だ。

8月5日(火)

昼頃ケープタウンに着いた。

整然とした町並み、
馬に乗った警察官、
ほとんどが白人経営の店。

ここは特に白人が主人で、
黒人が働く人っていう図が出来てる。

アパルトヘイトが終わってまだ12年しかたってないし、
終わったって言っても、
インドのカースト制度と一緒で、
全然終わってないけどね。

8月7日(木)

飛行機のチケットを買った。

アラブ首長国連邦行き。

この町は日本のマグロ漁船が立ち寄るから、
寿司屋が多い。

「港」っていう15年前からケープで寿司屋やってるっていう
夫婦の店に行ったんだけど、
マグロとかうまいね、
日本より数倍うまいし。

寿司なんか久しぶりだから涙が出そうだった。

8月8日(金)

11日間レンタカーを借りて、
この周辺を見てまわる。

車はワーゲン、2年半ぶりの運転である。

道は広いし走りやすい、
「港」のおやじから教えてもらった、
ヤムチャの店に行ってみた。

チンタオ出身の中国人夫婦が、
作ってたんだけど。

大陸のヤムチャよりうまかったよ。

8月10日(日)

今日はケープポイントと喜望峰を見に行った。

ここまで来ると実感するな、
アフリカを綺麗に縦断できた。

国立公園になってるらしい、
野生のダチョウがいた。

背中に乗れそうなくらい大きい。

またボルダーズの宿に泊まるんだけど、
すぐ前のビーチにペンギンがいるっていうので、
見に行ってきた。

物凄い数のペンギン。

あまり人を怖がらないみたいで、
近くによってもじっと見つめてるだけで、
逃げようともしない。

8月11日(月)

ボルダーズからガーデンルートを通ってハマナスへ。

ここまでの3時間はいい景色だった。

菜の花畑とか、
地平線が見える丘とか、
こんな所に住めたらいいなーと思う。

老後に良い。

ハマナスに着いて、
海見てたら鯨が潮を吹いてた。

産卵のためにこのあたりに来てるらしい。

8月12日(火)

3年間日本で英語の教師をしてたっていう宿のオーナー夫婦。

すごい親日家。

ちゃんちゃんことか着てるし。

この辺は治安が良いみたいで、
田舎だからだと思うんだけど、
家もかなり開放的に作られてる。

高い塀とかもないし、
触ったら電気が走る線とかもない。

8月13日(水)

ステレンボッシュっていう町が、
南アフリカのワインの中でも有名だっていうので行ってみた。

ワイナリーツアーに参加して、
ワイナリーを周ったんだけど、

うまいね。

400年前にポルトガルとかの
植民が始まったときからやってるらしい。

値段もこんな値段じゃ絶対日本で買えないので、
まとめて日本に送った。

8月16日(土)

サンセットビーチに宿にいて、
ちょっと油断したら風邪ひいた。

39.5度の熱。

熱が下がらないので病院に行ったら、
扁桃腺が腫れてて熱が下がらなかったことがわかった。

医者からもらった薬を飲んだら、
体がしびれてきて、
一気に熱が36.5度まで下がった。

いつも思うけど、
外国の薬は強すぎなんだよ、
体に悪そう。

熱は下がったんだけど、
扁桃腺が腫れたままなので、
宿を替えてゆっくりすることにした。

8月22日(金)

体調もよくなってきたので、
天気もいいしテーブルマウンテンに行ってきた。

周るゴンドラで頂上まで行って、
グルっと一周して帰ってきたんだけど、
綺麗だったよ。

ケープタウンっていい町だよな。

治安はよくないけど、
なんでもそろってるし、
パラグライダーも出来るし、
海あり山あり道は広いし、
郊外にもショッピングセンターがいくつもあるし、
こんな所のビーチの前に庭付きの家でも買って、
犬と遊びたいですよ。

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